塩 salt 2005 3 8
ソニーは、日本を象徴する代表的な企業ですので、
あえて厳しいことを書いてきました。
同じく、テレビ局は、国民に対する影響度が大きいので、
これもまた、厳しいことを書いてきました。
今の世の中、砂糖のような甘い言葉が好まれるようですが、
人間が生きていく上で、塩も必要です。
さて、ソニーの会長も社長も、
ソニーに対する貢献度や業績は、大きなものであったと認識しています。
同時に、日本経済に対しても、多大な功績があったと思います。
精神的な公害 spiritual pollution 2005 3 4
1990年代を、「失われた10年」として、
政府の経済政策の失敗を非難する声が多いですが、
民間企業には、全く、問題がなかったとは言えないでしょう。
民間企業も、「失われた10年」を作った張本人と言えます。
たとえば、テレビ局が「お笑い路線」を進めた結果、日本は、どうなったのか。
日本人みんなが、「お笑い路線」になってしまい、
「真面目に勉強する人」や
「真面目に働く人」が、バカにされる雰囲気ができてしまったのです。
「努力」という姿勢や言葉が、「格好悪い」とか「ダサイ」と言われるようになったのです。
これは、テレビ局が、まき散らした「精神的な公害」と言えるでしょう。
また、ゲーム機メーカーが、子供や若者に、
ゲーム機を売り込んだ結果、日本は、どうなったのか。
ただでさえ、テレビを見るから勉強時間が減っているのに、
その上、ゲームまでやったら、勉強時間がゼロになってしまうでしょう。
これもまた、ゲーム機メーカーが、まき散らした「精神的な公害」と言えるでしょう。
視聴率が取れれば、見境なく、下品な番組を作ってしまうテレビ局。
売れれば、何でもいいと考えるメーカー。
いつまでも、こうした「精神的な公害」を流し続けるならば、
政府は、こうしたテレビ局やメーカーを規制すべきです。
日本には、資源がないことを忘れています。
日本にある資源は、人的資源だけです。
それなのに、真面目に勉強しなくて、どうするのか。
真面目に働かなくて、どうするのか。